●14歳の挑戦

いつもお世話になっている安達建築様のご依頼で、改築されている現場で打ち合わせがありました。　そのお客様とは･･･。

なんと、10年前に「14歳の挑戦」でウチにきてくれた子のお宅でした！

10年前、中学校から「一人、板本さんトコでみてくれませんか？」と言われ

建具職に挑戦していただきました！

網戸の張替えやガラスのカットなども色々経験してもらいましたね。

あれからもう10年かぁ～･･･その子はもう24歳で大学院生だそうです！(凄)

いや～なんか僕も嬉しいですね。　ウチにきてくれた子が大学院生なんて。

当時、やっぱ中学生ですよ･･･年頃っつ～コトで照れもあり、あいさつもモゴモゴしてたので「挨拶くらいはしっかりやろうな！」って言って、職業の経験もしてもらいつつナンか１つ持って帰って欲しいなって。

弟の内装業に派遣したり、友人の大工の現場に派遣したり･･･(僕がサボった訳じゃなくてですよ)、彼の友人よりもっと多くのコトを学んでほしくて、色んな現場を経験してもらいました。

僕も若かったので、時には厳しい言葉も発したかもしれません。

そして挑戦最後の日に、学校では禁止されていたんですが”彼が頑張った証”に微々たるお給料を渡しました。

「学校で禁止されてるのでダメです」って彼は言ったけど、「大丈夫！自分が頑張ったお給料で、お父さん・お母さんにラーメンでも奢ってあげな！」と。

挑戦が終わった後日、彼の親御さんから連絡を頂きました。

「いつも朝起きても、挨拶しなかった子なんですが”おはよう”って言ったんです！」と。

感謝されたのも嬉しかったですが、自分が彼に望んだコトを実行してくれた事が嬉しくて嬉しくて♪　絶対、彼は社会に出ても上手くやってイケる！

そ～確信しました！

そして今日、彼のお母さんから聞いたんですが「あの日にもらったお給料、大事にもってるんですよ」と･･･。　くぅ～～～。も～･･･感激です！

････あれ･･･？　親御さんにラーメンは･･･???(笑)

今後、彼がどんなに辛い時があっても、板本木工所の時より楽だわ♪って思ってもらえたら最高に嬉しいですね。

14歳の挑戦！に、こんな相談(意見)がありました。

人の意見なんで”これが正解！”ってのはないんですが、ちょっと疑問符。

最後の行あたりです。

14才の挑戦！に物申す。

そんなコト言ってたら始まらない。

そ～思うなら、正してあげるのが周りの大人ではないですか？

僕は挨拶くらいしか教えてあげれなかったですが･･･。

でも、彼にとっていつかは役にたつコトを信じています！